🔋 モバイルバッテリーは機内に持ち込める?容量・個数のルールと旅行用の選び方

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モバイルバッテリーは機内に持ち込めますが、預け入れはできません。 持ち込めるのは1人2個までで、1個160Wh以下に限ります。2026年4月24日からは、機内でモバイルバッテリーを充電することも、モバイルバッテリーでスマホなどを充電することもしないルールになりました。
- 預ける荷物(スーツケースなど)に入れない。機内に持ち込む
- 1人2個まで。1個160Wh以下
- 100Whを超え160Wh以下のものは、同じ区分(100Wh超〜160Wh以下)の予備の電池と合わせて2個まで
- 機内でモバイルバッテリーへの充電をしない。モバイルバッテリーから他の機器への充電もしない
- 座席上の収納棚に入れず、座席ポケットなど手元に置く
- 端子がショートしないよう、ケースや袋に入れるなどして保護する
2026年9月25日に、国土交通省と、ANA・JALの国内線の公式ページで確かめた内容です。国土交通省は、航空会社によってはより厳しいルールを設けている場合があると案内しています。搭乗前に、利用する航空会社の案内も確認してください。後半では、旅行用の容量の目安と、型番ごとのメーカー公称値をまとめています。
機内持ち込みのルール(2026年9月25日確認)
| 項目 | ルール | 出典 |
|---|---|---|
| 預け入れ | できない。機内に持ち込む | 国土交通省・ANA・JAL |
| 容量 | 1個160Wh以下。160Whを超えるものは持ち込みも預け入れもできない | 国土交通省・JAL |
| 個数 | 1人2個まで(2026年4月24日から) | 国土交通省・ANA・JAL |
| 100Wh超〜160Wh以下 | 同じ区分(100Wh超〜160Wh以下)の予備の電池と合わせて2個まで。100Wh以下の予備の電池はこの2個に数えない | 国土交通省・JAL |
| 機内での充電 | モバイルバッテリーへの充電をしない(2026年4月24日から) | 国土交通省・JAL |
| 機内での使用 | モバイルバッテリーから他の電子機器への充電をしない(2026年4月24日から) | 国土交通省・JAL |
| 置き場所 | 座席上の収納棚に入れず、座席ポケットなど手元に置く | 国土交通省・JAL |
| ショート対策 | 端子に絶縁テープを貼る、ケースや袋に入れる、ほかの電池や金属と同じ袋に入れない | 国土交通省・ANA・JAL |
| Whが分からない製品 | 輸送できるか判断できないため、輸送できない | JAL |
国土交通省の資料では、リチウムイオン電池を内蔵し、他の電子機器を充電する目的のものをモバイルバッテリーとしています。デジタルカメラの交換用バッテリーのように、電子機器から取り外したものは「予備の電池」として別に扱います。
予備の電池の個数は、案内が分かれています。100Wh以下の予備の電池について、国土交通省とJALは個数の制限なし、ANAは1人20個までとしています。ANA・JALは、予備の電池は電子機器本体と一緒に運ぶ必要があり、予備の電池だけでは運べないとしています。
国土交通省は、預け入れ・160Wh超・ショート対策・個数・機内でのモバイルバッテリーへの充電の決まりに違反すると、航空法により罰則が科される可能性があると案内しています。持ち込めなかったモバイルバッテリーは、宅配便などの貨物としても航空輸送できない場合があります。
2026年4月24日から変わったこと
国際民間航空機関(ICAO)の国際基準が緊急に改訂され、国土交通省はこれに合わせて基準を変えました。報道発表は2026年4月14日です。それまでのルールに加わったのは次の3点です。
- 機内に持ち込めるモバイルバッテリーは2個まで(160Wh以下に限る)
- 機内でモバイルバッテリーへの充電をしない
- 機内でモバイルバッテリーから他の電子機器への充電をしない
国土交通省は、スマホなどの充電は機内に備え付けの電源から行うよう案内しています。座席に電源がない機材もあります。ANA・JALやPeachなどが加盟する定期航空協会も、会員の航空会社全社で4月24日から同じ取り組みを統一して行うと発表しています(国土交通省の報道発表資料に添付)。
JALは、国際航空運送協会(IATA)の規定変更により、2027年1月以降は上限が100Whに制限される可能性があると案内しています。変更後の条件の詳細は、確認日の時点では発表されていません。100Whが上限になった場合でも、100Wh以下の製品なら容量の面では範囲に入る見込みです。
Whの求め方
国土交通省の資料では、Wh(ワット時定格量)を次の式で求めます。
- 定格容量がAhの場合:Wh=定格容量(Ah)×定格電圧(V)
- 定格容量がmAhの場合:Wh=定格容量(mAh)×定格電圧(V)÷1,000
定格電圧は製品ごとに違います。本体や取扱説明書の表示で確かめてください。国土交通省の資料には、定格容量27,000mAh・定格電圧3.7Vで99.9Whという表示例が載っています。
| 定格容量 | 3.6Vの場合 | 3.7Vの場合 | 3.85Vの場合 | 区分 |
|---|---|---|---|---|
| 10,000mAh | 36Wh | 37Wh | 38.5Wh | 100Wh以下 |
| 20,000mAh | 72Wh | 74Wh | 77Wh | 100Wh以下 |
| 27,000mAh | 97.2Wh | 99.9Wh | 103.95Wh | 定格電圧で分かれる |
| 30,000mAh | 108Wh | 111Wh | 115.5Wh | 100Wh超〜160Wh以下 |
※上の表は、式に当てはめた当サイトの計算です。実際の区分は、製品に表示されたWh、または表示された定格容量と定格電圧から求めた値で判断してください。
JALは、Whが確認できない場合は輸送できないとしています。これから買うなら、Whか、定格容量と定格電圧が本体に書かれた製品を選ぶと確かめやすくなります。
旅行用の容量の目安
表記の容量(mAh)は、内部の電池の容量です。スマホに送るときは電圧の変換と回路のロスがあるため、スマホに入る量は表記より少なくなります。この記事では、表記の5.5〜7割がスマホに入ると見積もります。
メーカーの公称値でも、表記どおりには入りません。エレコムはDE-C86-10000BK(10,000mAh)について、3,000mAhのスマホを約1.9回充電できるとしています。約5,700mAh分で、表記の6割弱です。スマホの機種や、充電中に使うかどうかでも回数は変わります。
| 表記容量 | Wh(3.6〜3.85Vの場合) | スマホへの充電回数の目安 | 旅行での目安 |
|---|---|---|---|
| 5,000mAh | 18〜19.25Wh | 約0.5〜1.2回 | 日帰りの予備 |
| 10,000mAh | 36〜38.5Wh | 約1.1〜2.3回 | 日帰り〜1泊、スマホ1台 |
| 20,000mAh | 72〜77Wh | 約2.2〜4.7回 | 2泊以上、または2台以上 |
| 30,000mAh | 108〜115.5Wh | 約3.3〜7回 | 100Wh超の区分に入る |
※スマホの電池を3,000〜5,000mAhとし、表記の5.5〜7割がスマホに入るとした当サイトの概算です。メーカーの公称値ではありません。タブレットやノートPCは電池が大きいので、回数はさらに減ります。
容量が大きいほど重くなります。Ankerの公称値では、10,000mAhのA1388が約260g、20,000mAhのA1384が約462gです。Peachなどの国内LCCは、手荷物と身の回り品を合わせて7kgまでです(航空会社別の早見表)。バッテリーの重さも合計に入ります。
30,000mAhは、定格電圧が3.6V以上なら100Whを超えます。100Wh超の区分は、同じ区分の予備の電池と合わせて2個までの制限があります。JALが案内している2027年以降の変更の可能性もあるため、旅行用には100Wh以下に収まる容量の方が条件を確かめやすくなります。
型番ごとのメーカー公称値(2026年9月25日確認)
| 型番 | 容量 | Wh | 重さ | 端子 | 最大出力 | 出典 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Anker A1388 | 10,000mAh | 公式に記載なし | 約260g | USB-C×1、USB-A×1 | 22.5W(Huawei機器のみ。ほかはUSB-C最大20W) | Anker公式 |
| Anker MagGo A1664 | 10,000mAh | 36Wh | 約207g | USB-C×1、マグネット式ワイヤレス | USB-C 30W、ワイヤレス15W(それぞれ単独で使う場合) | Anker公式・取扱説明書 |
| エレコム DE-C86-10000BK | 10,000mAh | 38.5Wh | 約220g | USB-C×2、USB-A×1 | USB-C単独で35W | エレコム公式 |
| Anker A1384 | 20,000mAh | 公式に記載なし | 約462g | USB-C×2、USB-A×1 | 30W | Anker公式 |
※メーカーの公式ページ・取扱説明書の値です。当サイトで実機の試験はしていません。「公式に記載なし」の型番は、公式ページと取扱説明書でWhを確認できなかったものです。本体の表示で確かめてください。
単独使用と同時使用の出力
出力と接続条件は2026年10月27日に再確認しました。単独使用の最大出力と、複数台を同時に充電するときの合計出力を分けて比べます。実際の出力は、接続する機器・ケーブル・充電状態でも変わります。機内では、これらの製品からスマホなどを充電しないルールです。出典は上の表の各メーカー公式ページ・取扱説明書です。
| 型番 | 単独の最大出力 | 複数同時の合計最大出力 |
|---|---|---|
| Anker A1388 | 22.5W(Huawei機器のみ。ほかはUSB-C最大20W) | 15W |
| Anker MagGo A1664 | USB-C 30W、ワイヤレス15W(対応条件は下記) | 17W(USB-C 12W+ワイヤレス5W) |
| エレコム DE-C86-10000BK | USB-C 35W | 20W |
| Anker A1384 | USB-C 30W | 24W |
Anker A1388(10,000mAh・約260g)
Ankerの公式ページでは、容量10,000mAh、重さ約260g、大きさ約151×71×16mmです。端子はUSB-C×1とUSB-A×1で、最大22.5Wです。ただし22.5W出力はHuawei機器のみで、ほかの機器はUSB-Cが最大20W、USB-Aが最大18Wです。2ポートを同時に使うと合計最大15Wと案内されています。USB-Cのケーブルとストラップが付属し、本体に残量のディスプレイがあります。メーカーは、iPhone 15を約2回、Galaxy S24を約1.8回充電できるとしています。Lightning端子の機器には別売りのケーブルが必要です。公式ページと取扱説明書にはWhと定格電圧の記載がないため、搭乗前に本体の表示で確かめてください。
Anker A1388(10,000mAh)
※価格・在庫・評価は変動します。購入時に楽天市場店舗に表示されている価格が適用されます。掲載情報はyorozulab編集部が運営・更新しています。
Anker MagGo A1664(10,000mAh・36Wh・約207g)
Ankerの公式ページでは、容量10,000mAh、重さ約207g、大きさ約104×71×15mmです。単独で使うとUSB-Cは最大30W、マグネット式ワイヤレス充電は最大15Wです。同時に使う場合は合計最大17Wで、USB-Cが最大12W、ワイヤレスが最大5Wになります。取扱説明書には、バッテリー容量5,000mAh・7.2V・36Wh(2セル直列)と書かれています。
ワイヤレス充電はQi2対応の機器向けです。メーカーは15Wで充電できる対象を、iOS 17.4をインストールしたiPhone 12以降のモデルとしています。ケースを着けて使う場合はMagSafe対応ケースが必要です。メーカーはスマホを約2回充電できるとしつつ、iPhone 15シリーズなどは2回未満としています。
Anker MagGo A1664(10,000mAh・36Wh)
※価格・在庫・評価は変動します。購入時に楽天市場店舗に表示されている価格が適用されます。掲載情報はyorozulab編集部が運営・更新しています。
エレコム DE-C86-10000BK(10,000mAh・38.5Wh・約220g)
エレコムの公式ページでは、電池は充電式の半固体リチウムイオン電池で、定格容量は3.85V/5,000mAh×2の38.5Whです。重さは約220gです。端子はUSB-C×2とUSB-A×1で、USB-C単独で最大35W、複数ポートの同時使用は合計最大20Wです。くり返し使用回数は2,000回、使用温度範囲は放電時が-15〜45℃、充電時が0〜35℃です。付属品はUSB-Cケーブル(約0.1m)と絶縁シールです。半固体でもリチウムイオン電池なので、機内のルールはほかのモバイルバッテリーと同じように確かめてください。販売ページには色違いの型番も表示されます。購入時に型番を照合してください。
エレコム DE-C86-10000BK(10,000mAh・38.5Wh)
※価格・在庫・評価は変動します。購入時に楽天市場店舗に表示されている価格が適用されます。掲載情報はyorozulab編集部が運営・更新しています。
Anker A1384(20,000mAh・約462g)
Ankerの公式ページでは、容量20,000mAh、重さ約462g、大きさ約153×71×28mmです。端子はUSB-C×2とUSB-A×1で、USB-Cは最大30W、USB-Aは最大18W、複数ポートの同時使用は合計最大24Wです。USB-Cのケーブルとストラップが付属します。メーカーは、iPhone 15を約4回、Galaxy S24を3回以上充電できるとしています。公式ページと取扱説明書にはWhと定格電圧の記載がないため、搭乗前に本体の表示で確かめてください。
Anker A1384(20,000mAh)
※価格・在庫・評価は変動します。購入時に楽天市場店舗に表示されている価格が適用されます。掲載情報はyorozulab編集部が運営・更新しています。
搭乗前のチェックリスト
- 預ける荷物に入れていないか。スーツケースを預ける前に取り出す
- 持っていくモバイルバッテリーは2個以内か
- 本体にWh、または定格容量と定格電圧の表示があるか
- 100Whを超えるものがあるなら、同じ区分(100Wh超〜160Wh以下)の予備の電池と合わせて2個以内か
- 予備の電池は、使う電子機器と一緒に持っていくか
- 端子を保護したか(ケースや袋に入れる、絶縁テープを貼るなど)
- 機内では収納棚に入れず、手元に置く
- 機内ではモバイルバッテリーで充電しない。スマホの充電が必要なら、座席に電源がある場合はそれを使う
手荷物のサイズと重さは、機内持ち込み判定で航空会社ごとの条件と照らし合わせられます。
よくある質問
Q. モバイルバッテリーはスーツケースに入れて預けられますか? A. 預けられません。国土交通省・ANA・JALとも、預け入れ手荷物に入れることはできないと案内しています。スーツケースを預ける前に取り出し、機内に持ち込む手荷物に入れてください。
Q. モバイルバッテリーは何個まで機内に持ち込めますか? A. 2026年4月24日から、1人2個までです(160Wh以下に限る)。100Whを超え160Wh以下のものは、同じ区分(100Wh超〜160Wh以下)の予備の電池と合わせて2個までです。100Wh以下の予備の電池は、この2個に数えません。
Q. 10000mAhや20000mAhは何Whですか? A. 定格容量(mAh)×定格電圧(V)÷1,000で求めます。定格電圧が3.6〜3.85Vなら、10,000mAhは36〜38.5Wh、20,000mAhは72〜77Whで、どちらも100Wh以下です。実際の値は製品の表示で確かめてください。
Q. 機内でモバイルバッテリーを使ってスマホを充電できますか? A. 充電しないルールです。2026年4月24日から、機内でモバイルバッテリーから他の電子機器へ充電しないことになりました。モバイルバッテリー自体を機内で充電することもできません。国土交通省は、電子機器の充電は機内に備え付けの電源から行うよう案内しています。座席に電源がない機材もあります。
Q. 30000mAhのモバイルバッテリーは機内に持ち込めますか? A. 160Wh以下なら持ち込めます。ただし定格電圧が3.6〜3.85Vなら108〜115.5Whで、100Wh超の区分に入ります。この区分は、同じ区分の予備の電池と合わせて2個までです。JALは、2027年1月以降は100Whに制限される可能性があると案内しています。
Q. 旅行には何mAhのモバイルバッテリーを選べばいいですか? A. 表記の5.5〜7割がスマホに入ると見積もると、10,000mAhでスマホ約1.1〜2.3回、20,000mAhで約2.2〜4.7回です(スマホの電池を3,000〜5,000mAhとした概算)。日帰り〜1泊でスマホ1台なら10,000mAh、2泊以上や2台以上なら20,000mAhが目安です。容量が大きいほど重くなるため、手荷物の重量制限も合わせて確かめてください。
Q. LCCや国際線でも同じルールですか? A. 国土交通省の基準は、ICAOの国際基準に合わせて改正されたものです。定期航空協会は、会員の航空会社全社で4月24日から統一して対応するとしています。ただし、航空会社によってはより厳しいルールを設けている場合があります。この記事で個別に確かめたのはANA・JALの国内線です。LCC、海外の航空会社、国際線は、利用する会社の案内を確認してください。
出典(確認日:2026年9月25日)
- 国土交通省:モバイルバッテリーの機内持込みの新たなルールについて(報道発表、2026年4月14日)
- 国土交通省:報道発表資料(PDF。別紙1「旅客の皆様へ」、別紙2 定期航空協会の発表を含む)
- 国土交通省:機内への持込み、お預け手荷物に制限がある品目について
- ANA:機内持ち込み・お預かりに条件があるもの(国内線)
- JAL:国内線 制限のあるお手荷物
- Anker:A1388・A1664(取扱説明書)・A1384
- エレコム:DE-C86-10000BK
※ルールは改定されることがあります。搭乗前に、利用する航空会社の最新の案内を確認してください。価格・在庫・仕様は各商品ページの最新情報をご確認ください。