💡 電気代はいくら?W×時間で計算する方法と早見表・節約家電

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電気代は「消費電力(W)×使用時間(h)÷1000×31円/kWh」で計算できます。1,000Wの家電を1時間使えば約31円、1,200Wのドライヤーを10分なら約6.2円。この記事では早見表・家電別の実額に加え、自分の計算と請求額が合わない理由(基本料金・燃料費調整額・再エネ賦課金)まで解説します。
電気代の計算式は「W×時間÷1000×単価」
電気代の基本式は次のとおりです。
消費電力(W)×使用時間(h)÷1000×電気料金単価(円/kWh)=電気代
消費電力の単位はW(ワット)ですが、電気料金は1kWh(=1,000Wの家電を1時間使ったときの電力量)あたりの単価で決まります。そのため式の中で「÷1000」を行い、W をkW(キロワット)に換算してから単価をかけます。
感覚としては「1,000W=1kWの家電を1時間使うと約31円」と覚えておくと、他の家電の電気代もその場で暗算できます。500Wなら半分の約15.5円、100Wなら10分の1の約3.1円です。
31円分=1kWhは「1,200Wのドライヤーを50分」「40Wの扇風機を25時間」「10WのWi-Fiルーターを100時間」に相当します。単位がピンとこないときは、この換算で実感に落とすのがコツです。
計算例:ドライヤーを10分使うと
1,200Wのドライヤーを10分(=10/60時間)使った場合の電気代は次のように計算できます。
1,200×(10/60)÷1000×31≒約6.2円
たった10分でも、消費電力の大きい家電はそれなりのコストがかかることがわかります。逆にいえば、毎日使っても1ヶ月で約186円。数字にしてしまえば「我慢すべきかどうか」の判断がつきます。
もう1つの式:年間消費電力量(kWh)から出す
ここが多くの人がつまずくポイントです。家電のカタログには「消費電力 600W」のような W 表示と、「年間消費電力量 400kWh/年」のような kWh 表示の2種類があり、使う式が違います。
- 消費電力(W)が書いてある場合:W×使用時間÷1000×31円 — ドライヤー・電子レンジ・照明など、使う時間が自分で決まる家電向き。
- 年間消費電力量(kWh/年)が書いてある場合:kWh×31円だけで年間の電気代が出ます。÷1000も使用時間も不要です。冷蔵庫・エアコン・洗濯機など、運転が自動で変動する家電はこちらが正確。
たとえば年間消費電力量400kWh/年の冷蔵庫なら、400×31=年間約12,400円(月あたり約1,033円)。冷蔵庫を「消費電力200W×24時間×365日」で計算してしまうと年間約54,000円という現実離れした額が出ますが、これは間違いです。冷蔵庫のコンプレッサーは常時フル稼働しているわけではないためで、この差こそが2つの式を使い分ける理由です。
W表示がなく、A(アンペア)しか書いていないとき
銘板に「100V 12A」のようにアンペアしか書かれていない場合は、W=V(電圧)×A(電流)で換算します。家庭用は100Vなので、12A なら 100×12=1,200W。あとは同じ式に入れるだけです。
「定格消費電力」で計算すると高めに出る理由
銘板やカタログの定格消費電力は「最大でこれだけ使う」という上限値です。エアコンやインバーター搭載機は、立ち上がりこそ定格に近い電力を使いますが、設定温度に届いたあとは大きく出力を絞ります。
定格消費電力で「×使用時間」の計算をすると、実際の請求より高めの数字が出ます。エアコン・冷蔵庫・洗濯機など運転が変動する家電は、年間消費電力量(kWh)から計算するほうが実態に近づきます。
W別 1時間あたりの電気代早見表
消費電力(W)ごとの電気代の目安です。単価31円/kWhで計算しています。手持ちの家電の W がわかれば、近い行を探すだけで見当がつきます。
| 消費電力 | 10分 | 1時間 | 1ヶ月(毎日1時間) |
|---|---|---|---|
| 10W | 約0.1円 | 約0.3円 | 約9円 |
| 50W | 約0.3円 | 約1.6円 | 約47円 |
| 100W | 約0.5円 | 約3.1円 | 約93円 |
| 200W | 約1.0円 | 約6.2円 | 約186円 |
| 500W | 約2.6円 | 約15.5円 | 約465円 |
| 800W | 約4.1円 | 約24.8円 | 約744円 |
| 1,000W | 約5.2円 | 約31円 | 約930円 |
| 1,200W | 約6.2円 | 約37.2円 | 約1,116円 |
| 1,500W | 約7.8円 | 約46.5円 | 約1,395円 |
| 2,000W | 約10.3円 | 約62円 | 約1,860円 |
使用時間が30分なら1時間の欄の半分、5分なら10分の欄の半分が目安になります。
1回・1日・1ヶ月・1年でいくら?時間軸の早見表
「1時間はわかった。で、1日つけっぱなしだと?1年では?」に答える表です。1,000W(1kW)の家電を基準にしているので、500Wなら半分、100Wなら10分の1、1,500Wなら1.5倍と掛けるだけで、どんな家電にも使えます。
| 1日の使用時間 | 1日 | 1ヶ月(30日) | 1年(365日) |
|---|---|---|---|
| 10分 | 約5.2円 | 約155円 | 約1,890円 |
| 30分 | 約15.5円 | 約465円 | 約5,660円 |
| 1時間 | 約31円 | 約930円 | 約11,320円 |
| 3時間 | 約93円 | 約2,790円 | 約33,950円 |
| 8時間 | 約248円 | 約7,440円 | 約90,520円 |
| 24時間(つけっぱなし) | 約744円 | 約22,320円 | 約271,560円 |
この表の使い方の例を挙げます。40Wの扇風機を1日8時間なら、8時間の行(約7,440円/月)×0.04=月約298円。1,200Wのドライヤーを1日10分なら、10分の行(約155円/月)×1.2=月約186円。同じ「毎日使う家電」でも、W と時間の組み合わせで桁が変わることが見て取れます。
自分の家電のワット数と使用時間をそのまま入れて計算したい場合は、電気代計算ツールが便利です。
家電別の電気代の計算例
主な家電を、一般的な消費電力・使い方の目安で計算した1ヶ月の電気代です(すべて単価31円/kWhの概算)。使用条件は括弧内に明記しているので、自分の使い方に合わせて上の早見表で調整してください。
| 家電(条件) | 計算式 | 1ヶ月の目安 | 詳しく |
|---|---|---|---|
| エアコン冷房(550W・1日8h) | 0.55×8×31×30 | 約4,092円 | エアコンの電気代 |
| ホットカーペット(500W・1日5h) | 0.5×5×31×30 | 約2,325円 | ホットカーペットの電気代 |
| 除湿機(デシカント式500W・1日5h) | 0.5×5×31×30 | 約2,325円 | 除湿機の電気代 |
| 冷蔵庫(年間400kWh) | 400×31÷12 | 約1,033円 | 冷蔵庫の電気代 |
| こたつ(強200W・1日5h) | 0.2×5×31×30 | 約930円 | こたつの電気代 |
| テレビ(43型90W・1日5h) | 0.09×5×31×30 | 約419円 | テレビの電気代 |
| 扇風機(AC式40W・1日8h) | 0.04×8×31×30 | 約298円 | 扇風機の電気代 |
| Wi-Fiルーター(10W・24h) | 0.01×24×31×30 | 約223円 | Wi-Fiルーターの電気代 |
| ドライヤー(1,200W・毎日10分) | 1.2×(10/60)×31×30 | 約186円 | ドライヤーの電気代 |
| パソコン(ノート20W・1日8h) | 0.02×8×31×30 | 約149円 | パソコンの電気代 |
| 電子レンジ(1,300W・1日6分) | 1.3×(6/60)×31×30 | 約121円 | 電子レンジの電気代 |
エアコンや暖房器具は使う季節が限られるため、上の月額を単純に12倍しないでください。逆に冷蔵庫・Wi-Fiルーターのように年中動くものは12倍がそのまま年間の目安になります。全家電の一覧は家電の電気代まとめで確認できます。
電気代がかさむ家電は「W×使う時間」で決まる
エアコンの暖房運転・電気ストーブ・ドライヤー・電子レンジ・電気ケトルなどは消費電力が大きく、1時間あたりの電気代で見ると高くなりやすい家電です。短時間の使用でも目に見えてコストが出るため、「電気代が高い家電」として意識されやすい存在といえます。
一方で、実際の家計へのインパクトは消費電力の大きさだけでなく「消費電力×使用時間」の掛け算で決まります。冷蔵庫は1日24時間動き続けますし、エアコンも夏や冬は長時間の稼働になりがちです。照明も毎日長い時間点灯します。これらは1時間あたりの消費電力自体はそれほど大きくなくても、使用時間の長さによって年間の電気代に占める割合が大きくなりやすい家電です。
上の表がその証拠です。1,200Wのドライヤー(月約186円)より、40Wの扇風機(月約298円)のほうが高い——ワット数は30倍違うのに、です。「W が大きい家電=電気代が高い」という直感は、ここで裏切られます。
節約の優先順位を考えるなら、まず稼働時間の長い冷蔵庫・エアコン・照明の設定や使い方を見直し、そのうえでドライヤーや電子レンジのように消費電力は大きいが使用時間の短い家電の使い方も併せて見直すと効率的です。見直しの視点を整理すると、次の2グループに分けて考えられます。
- 長時間動く家電(冷蔵庫・エアコン・照明など):設定温度や点灯時間など、日々の使い方の小さな見直しが積み重なって年間の電気代に効いてくるグループ
- 短時間でも消費電力の大きい家電(ドライヤー・電子レンジ・電気ケトルなど):1回あたりの使用時間を意識するだけでも、1時間あたりの単価が高い分、節約効果を感じやすいグループ
どちらか一方だけでなく、両方の視点で家電の使い方を見直すことが、電気代全体を無理なく抑えるポイントになります。
自分で計算した額と請求額が合わないのはなぜ?
ここまでの式で出るのは「家電が使った電力量ぶんの電気代」だけです。実際の請求額はそれより高くなります。検針票の金額は、次の4つの合計で決まっているためです。
請求額 = 基本料金 + 電力量料金 ± 燃料費調整額 + 再エネ賦課金
| 項目 | 何で決まるか | 使用量ゼロでもかかる? |
|---|---|---|
| 基本料金 | 契約アンペア(または最低料金) | かかる |
| 電力量料金 | 使ったkWh×単価(三段階) | かからない |
| 燃料費調整額 | 使ったkWh×調整単価(毎月変動・マイナスも) | かからない |
| 再エネ賦課金 | 使ったkWh×4.18円(2026年度) | かからない |
W×時間の計算で出るのは、このうち電力量料金の部分だけ。「計算より請求が高い」のは当然で、あなたの計算が間違っているわけではありません。
基本料金(契約アンペア)
多くの電力会社の料金プランは、「基本料金(契約アンペアに応じた固定額)」と「電力量料金(実際に使った電力量に応じた金額)」の組み合わせで構成されています。契約アンペアが実際の使用状況より大きすぎると、使っていなくても基本料金が割高になっている場合があります。電気代を見直す際は、家電の使い方だけでなく、検針票などで契約アンペアの内容も確認しておくと安心です。
なお関西・中国・四国・沖縄の各エリアの従量電灯Aなど、アンペア制ではなく「最低料金」制のプランもあります。この場合は契約アンペアの見直しという選択肢自体がありません。
電力量料金は「三段階」で単価が上がる
大手電力の従量電灯(東京電力の従量電灯Bなど)は、使うほど1kWhあたりの単価が上がる三段階制です。おおむね「〜120kWh」「121〜300kWh」「301kWh〜」で区切られ、段階が上がるごとに単価も上がります。
つまりたくさん使う家庭ほど、追加1kWhの単価は31円より高い可能性があり、逆に使用量が少ない家庭では31円より安い段階に収まっていることもあります。具体的な段階単価は電力会社・プラン・エリアで異なるため、契約中の電力会社の料金表か検針票で確認してください。新電力の多くは段階制を採らず単一単価を採用しています。
燃料費調整額
火力発電の燃料(原油・LNG・石炭)の価格変動を、毎月の電気料金に反映させる仕組みです。使用量(kWh)に単価を掛けて加算されますが、燃料価格が基準より安いときはマイナス(値引き)になることもあります。毎月変わるため、事前に正確な予測はできません。検針票に「燃料費調整額」として記載されています。
再エネ賦課金(2026年度は4.18円/kWh)
太陽光など再生可能エネルギーの買い取り費用を、電気を使う全員で負担する仕組みです。2026年度の単価は4.18円/kWh(2025年度は3.98円)で、2026年5月検針分から2027年4月検針分まで適用されます(経済産業省の発表)。
電力会社やプランを問わず、すべての家庭に同じ単価がかかります。月400kWh使う世帯なら 400×4.18=月約1,672円、年間約20,064円。制度開始以来はじめて4円台に乗った水準で、ここは節約でも乗り換えでも避けられない固定コストです。
「ご使用量(kWh)」「基本料金」「電力量料金」「燃料費調整額」「再エネ発電賦課金」の5つが並んでいます。請求総額 ÷ ご使用量(kWh) を計算すれば、あなたの家の「実質単価」が出ます。これが31円より大きいか小さいかで、この記事の金額を上下に補正できます。
31円/kWhという単価はどこから来た数字?
よく見かける31円/kWhは「全国平均の電気料金」だと説明されることがありますが、正確には違います。これは公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会(家電公取協)が定める「電力料金目安単価」で、家電のカタログやパンフレットに電気代の目安を表示するときに使う、業界共通の基準値です。
- 単価:31円/kWh(税込)
- 改定日:令和4年(2022年)7月22日に、それまでの27円/kWhから改定
- 算出根拠:経済産業省 電力・ガス取引監視等委員会が公表する「電力取引報」の、全小売電気事業者の販売電力量・販売額の集計値などに基づいて算出
- 出典:全国家庭電気製品公正取引協議会
目安単価は「比較のためのものさし」であって、あなたの請求単価ではありません。安いプランの人には過大に、三段階の第3段階まで使う人には過小に出ます。本記事の金額も同じ前提の概算です。正確に知りたい場合は、検針票から出した実質単価(前述)に置き換えて計算してください。
サイト内の電気代記事はすべてこの31円/kWhで統一しているので、記事どうしの金額を横に比較できます。
うちの電気代は高い?世帯人数別の平均
計算した自分の電気代が高いのか安いのかは、平均と比べるのがいちばん早いです。総務省統計局の家計調査(2025年・総世帯)による1ヶ月あたりの電気代の平均は次のとおりです。
| 世帯人数 | 1ヶ月の電気代(平均) |
|---|---|
| 1人 | 約7,337円 |
| 2人 | 約12,144円 |
| 3人 | 約13,915円 |
| 4人 | 約13,928円 |
| 全世帯平均 | 約10,962円 |
注目したいのは1人→2人で約1.7倍に増えるのに、3人→4人ではほとんど変わらない点です。冷蔵庫・照明・エアコンといった「世帯で1台あれば足りる家電」が電気代の主役だからで、人数が増えても比例して増えるわけではありません。一人暮らしの電気代が「人数の割に高い」と感じるのは、この構造によるものです。
なお平均はあくまで全国・年間の平均値です。冬(1〜3月)は暖房で最も高くなり、地域差・住宅の断熱性能・オール電化かどうかでも大きく変わります(オール電化ならガス代が下がる代わりに電気代は跳ね上がります)。平均より高いこと自体が問題とは限らない点は押さえておいてください。
待機電力も忘れずにチェック
家電の中には、電源を切っていてもコンセントに繋がっているだけで微量の電力(待機電力)を消費し続けるものがあります。1つ1つは小さな電力でも、使っていない時間帯にも積み重なっていくため、長期的には電気代に影響します。
資源エネルギー庁の待機時消費電力の調査では、待機電力は1世帯あたり年間約228kWhで、家庭の年間消費電力量の約5.1%を占めるとされています。31円/kWhで換算すると年間約7,100円。使っていない家電のために毎年これだけ払っている計算になります。
上記は平成24年度(2012年度)の調査に基づく、広く引用されている数値です。以降の家電は省エネ化が進んでおり、最新機種中心の家庭では実際の待機電力はこれより小さい可能性があります。参考値として捉えてください。
使用頻度の低い家電は、主電源をオフにする、あるいは使わないときはコンセントを抜くといった対応で待機電力を抑えられます。とはいえ抜き差しは面倒なうえ、録画予約中のレコーダー・Wi-Fiルーター・温水洗浄便座などは切ると不便になったり、復帰時にかえって電力を使うこともあります。個別スイッチ付きの節電タップで「切っていいものだけ切る」のが現実的です。
使わない家電だけ個別に切れる節電タップ
※価格・在庫・評価は変動します。リンク先(楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピング)の最新情報をご確認ください。
家電別の待機電力の目安と、切ってよいもの・切らないほうがよいものの判断は待機電力の節約で詳しく解説しています。
節約の優先順位:どこから手をつけるか
計算式がわかったら、あとは「使う量(kWh)を減らす」か「単価(円/kWh)を下げる」の2方向しかありません。効果の大きい順に整理します。
- 1. 稼働時間が長い家電の設定を見直す:エアコンの設定温度、冷蔵庫の詰め込み、照明のLED化。「W×時間」が最大の家電なので、ここが最も効きます。
- 2. 契約アンペアを下げる:基本料金は使わなくてもかかる固定費なので、下げれば毎月確実に減ります。ただし同時に使える電力が減り、ブレーカーが落ちやすくなります。エアコンとドライヤーと電子レンジを同時に使う家庭では下げすぎ厳禁です。
- 3. 待機電力を切る:金額は年間数千円規模。手間の割に額は小さいので、優先順位は上の2つより下です。
- 4. 単価そのものを見直す:電力自由化で会社・プランを選べます。生活時間帯に合わないプランのままなら、使い方を変えずに単価が下がることがあります。
【PR】単価の見直しでは、関東(東京電力エリア)なら電気とガスをまとめられる東急でんき&ガスのようなセット割も選択肢です(供給エリア・料金条件は公式サイトでご確認ください)。乗り換えは万能ではなく、使用量が少ない家庭では基本料金の構造次第で割高になるケースもあるため、まずは検針票の実質単価を出してから比較するのが順序です。
具体的な節約手順と電力会社の選び方は電気代の節約方法、家電ごとの目安は家電の電気代まとめ、機種選びからの見直しは家電ハブもあわせてどうぞ。
よくある質問(FAQ)
Q. 電気代の計算方法は? A. 「消費電力(W)×使用時間(h)÷1000×単価(円/kWh)」です。単価31円/kWhなら、1,000Wの家電を1時間で約31円。カタログに「年間消費電力量(kWh)」しか書かれていない場合は、kWh×31円だけで年間の電気代が出ます。
Q. 電気代の計算に使う単価は31円/kWhで合っていますか? A. 31円/kWhは全国家庭電気製品公正取引協議会が定める「電力料金目安単価」(2022年7月改定)で、カタログ表示などに使う共通の基準値です。全国平均の実支払単価そのものではありません。実際の単価は電力会社・プラン・地域・三段階の段階・燃料費調整額で変わるため、正確に知りたい場合は検針票の「請求額÷使用量(kWh)」で実質単価を出してください。
Q. 消費電力(W)はどこで確認できますか? A. 多くの家電は本体の背面や側面に貼られている銘板(定格表示)、または取扱説明書の仕様欄に「消費電力」として表示されています。W(ワット)ではなくA(アンペア)表示の場合は、W=V×A なので電圧100Vをかけて換算します(12Aなら約1,200W)。
Q. 自分で計算した金額と請求額が合わないのはなぜ? A. W×時間の式で出るのは「電力量料金」の部分だけだからです。実際の請求は、基本料金+電力量料金±燃料費調整額+再エネ賦課金の合計になります。特に再エネ賦課金は2026年度で4.18円/kWhかかるため、使用量が多いほど差が開きます。
Q. 再エネ賦課金はいくらですか? A. 2026年度は4.18円/kWh(2026年5月検針分〜2027年4月検針分)です。月400kWh使う世帯で月約1,672円、年間約20,064円。電力会社やプランを変えても同じ単価がかかり、避けることはできません。
Q. エアコンや冷蔵庫を「消費電力×24時間」で計算したら高すぎる額が出ました。 A. その計算は間違いです。銘板の定格消費電力は最大値であり、これらの家電は設定温度に達すると出力を絞ります。エアコン・冷蔵庫・洗濯機のように運転が変動する家電は、カタログの「年間消費電力量(kWh/年)×31円」で計算してください。
Q. 節約効果が高いのはどんな家電ですか? A. 「消費電力×使用時間」が大きい家電、つまり冷蔵庫・エアコン・照明のように長時間動き続けるものです。1,200Wのドライヤー(毎日10分で月約186円)より、40Wの扇風機(1日8時間で月約298円)のほうが高くなります。ワット数の大きさだけで判断しないのがポイントです。
Q. 待機電力はどのくらい影響しますか? A. 資源エネルギー庁の調査では1世帯あたり年間約228kWh、家庭の消費電力量の約5.1%とされ、31円/kWh換算で年間約7,100円が目安です(2012年度調査に基づく参考値)。使用頻度の低い家電は主電源を切るか、節電タップで個別に落とすと抑えられます。
Q. うちの電気代は平均より高いですか? A. 総務省「家計調査」(2025年・総世帯)では1人約7,337円、2人約12,144円、3人約13,915円、4人約13,928円、全世帯平均は約10,962円です。ただし冬季・寒冷地・オール電化では大きく上振れするため、平均超え=使いすぎとは限りません。
家庭で使っている家電の消費電力と使用時間を入力して、より具体的な電気代を計算したい場合は、電気代計算ツールをご利用ください。運営者・編集方針はこのサイトについてをご覧ください。
※電気代は消費電力・使用時間・契約単価によって変わります。本記事の金額は単価31円/kWhを用いた概算・目安で、実際の料金を保証するものではありません。再エネ賦課金は2026年度単価、平均額は総務省「家計調査」2025年の値で、いずれも時期により変動します。正確な金額はお使いの機種のワット数と電気代計算ツール、および毎月の検針票でご確認ください。